「死ぬことが怖くなくなる たったひとつの方法 ー「あの世」をめぐる対話」 矢作直樹 x 坂本政道 徳間書房 2012年
自分がつくる自分の人生(矢作) p211〜
「そう言えば「自己責任」という言葉が、いつの間にか定着してきましたよね。
アセンション*していくということは、さまざまな束縛や信念から自由になっていくことを意味しますが、それは、同時に、自分が自分の人生をつくっていくことを認識していくことでもあるのです。
自分の体験することはすべて自分がつくっているということは、すべては自己責任だということです。 これまで、やれ社会のせいだ、会社のせいだ、親のせいだ、あいつのせいだと他者のせいにすることもあったのですが、そうではない、自分が自分の体験することをつくっているのだ、すべては自己責任だという事実に気づくのです。 ある意味、自分が創造主だったと認識することなのです。
普通はそういう認識はありませんよね。 自分の思い通りに行かないことばかりで、願いはなかなか叶ってくれません。 思い通りに行かないのが人生というのが一般通念です。
でも高次の存在たちは異口同音に「そうじゃないんだ、人は皆自分の思い描いた通りに生きているんだ」と言います。 なんでそんな違いがあるのかというと、「自分の思い」というときに、高次の存在たちは我々の潜在意識までを含めるからです。 そして、顕在意識と潜在意識の両者からできている自分の思いがそのまま具現化されているのが自分の人生なのです。
自分の意識のうちに顕在意識は一割で、残りの九割は潜在意識と言われています。 潜在意識には不安や恐れ、怒りなど抑圧された感情が隠れています。 そのため潜在意識で思っていることと顕在意識で思っていることに大きな違いが出てきます。 顕在意識ではこうしたいと思っても、潜在意識ではまったく逆のことを思っていることもあります。
でも、潜在意識も自分の意識には変わりはありません。 ですから、自分が自分の人生をつくっているというのは本当なのです。
これは、自分の内面が投影されたものが自分の体験する世界だという言い方もできます。 あるいは、同じことですが、いくつもある世界の中で自分の振動数に一致する世界を体験しているという言い方もできます。
いずれにせよ、自己責任だと認識することはアセンションしていく上で重要なのです。 これは何も冷たく切り捨てているのではありません。 自分の幸福も不幸も自分が招いているということ、引き寄せているという宇宙の真理を言っているのです。 アセンションするとは、それがわかるということでもあるのです。
それがわかってくると潜在意識を浄化することの重要性もわかってきます。」
アセンション* (元の意味)天国に向かう
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