2019年12月03日

アリスの冒険

「ALICE’S ADVENTURES IN WODERKAND 不思議の国のアリス」Lewis Carroll ルイス・キャロル

最後のパラグラフより

アリスが夢から目覚め、お姉さんにその不思議な夢の出来事をことこまかに話した。話し終わると、お姉さんは、アリスにキスをして言いました。「ほんと、おもしろい夢だったのね。それじゃあ、お茶をいただきに行ってらっしゃい。遅くなりそうだから。」お茶に間に合うように家に駆け足で戻っていたアリスの姿をお姉さんが見送って、アリスのこれからを思う…。

「最後にお姉さんは、このかわいい妹がゆくゆく一人前のおとなになったときのことを思い描きました。あの子は、おとなになってもその間ずっと、子供のときと同じすなおでやさしい心を持ちつづけることだろう。小さな子供たちをまわりに集めては、いろいろ珍しいお話をしてやる。子供たちは目を輝かせ、夢中になってききいっている。遠い昔の不思議の国の夢のお話も、ひょっとすると、その中にはいっているかもしれない。そして、子供たちのたわいのない悲しみを自分も悲しみ、無邪気な喜びに自分も喜び、自分の子供時代のこと、楽しかった夏の日々のことをなつかしく思い出すのではないだろうか、と。」
(訳は、「不思議の国のアリス」を英語で読む − 別宮貞徳 PHP 1985年より)

(原文)
 「…Lastly, she pictured to herself how this same little sister of hers would, in the after-time, be herself a grown woman; and how she would keep, through all her riper years, the simple and living heart of her childhood; and how she would gather about her other little children, and make their eyes bright and eager with many a strange tale, perhaps even with the dream of Wonderland of long ago; and how she would feel with all their simple sorrows, and find a pleasure in all their simple joys, remembering her own child-life, and the happy summer days.」

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posted by Fukutake at 12:41| 日記