2018年12月03日

マッカーサー証言

極東軍事裁判の補足資料

「米国上院軍事外交合同委員会」に於るマッカーサー証言(昭和二六年(1951年)五月五日)邦訳

一部抜粋

 「問い(Senator Hickenlooper)
赤化支那に対し海と空から封鎖してしまえという貴官の提案は、アメリカが太平洋において日本に対する勝利を収めた際のそれと同じ戦略なのではありませんか。

 答え(General MacArthur)
 その通りです。太平洋において我々は彼らを迂回しました。我々は包囲したのです。日本は八千万に近い厖大な人口を抱え、それが四つの島の中にひしめいているのだということを理解していただかなくてはなりません。その半分近くが農業人口で、あとの半分が工業生産に従事していました。
 潜在的に、日本の擁する労働力は量的にも質的にも、私がこれまで接したいづれにも劣らぬ優秀なものです。歴史上のどの時点においてか、日本の労働力は、人間が怠けている時よりも、働き、生産している時の方が幸福なのだということ、つまり労働の尊厳と呼んでもよいようなものを発見しているのです。
 これほど巨大な労働能力を持っているということは、彼らには何か働くための材料が必要だということを意味します。彼らは工場を建設し、労働力を有していました。しかし彼らは手を加えるべき原料を得ることができませんでした。
 日本は絹産業以外には、固有の産物はほとんど何も無いのです。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い、錫が無い、ゴムが無い。その他実に多くの原料が欠如している。そしてそれら一切のものがアジアの海域には、存在していたのです。
 もしこれらの原料の供給が断ち切られたら。一千万人から一千二百万の失業が発生するであろうことを彼らは恐れていました。したがって彼らが戦争に飛び込んていった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。」
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posted by Fukutake at 11:45| 日記