2020年12月21日

禍々しい復讐劇

「大東亜戦争は日本が勝った」
 −世界史の中の日本− 英国人ジャーナリスト ヘンリー・ストークスが語る。
 ヘンリー・S・ストークス 著 藤田裕行 訳・構成 ハート出版 2017年

日本の満州への進出は侵略ではない p212〜
 「東京裁判それ自体が裁判などとお世辞にも言えない復讐劇であったことは、もはや何人も否定のしようがない。
 しかし、東京裁判を否定しただけでは日本の名誉を回復されることはない。「東京裁判は確かに不当なものだったが、日本が中国に侵略し、南京大虐殺などの行為をした歴史の事実を覆すことはできない」と批判されるからだ。実際にはどうであったのか。そのことを、日本は世界に訴えてゆかなければならない。大きな争点の一つは満洲事変、支那事変が、はたして日本の侵略戦争であったかどうかという点である。
 そのことを理解するには、米軍の日本駐留を考えてみるとわかり易い。当たり前だが、現在の米軍の日本駐留は侵略では全くない。条約に基づいて他国の軍隊が駐留しているだけのことだ。満洲も同じことだ。条約に基づいて日本軍が駐留していたにすぎない。
 満洲の地図を見ると、満洲が朝鮮の北に位置していることがわかる、ちょうど万里の長城がずっと東に延びた東端のあたりから北にある。万里の頂上の外側に位置しているということは、そこは中国(支那)ではない支那の敵である異民族が住んでいる野蛮な辺境だと歴史的に位置づけられてきたのだ。
 ちなみに中国のことは、英語でチャイナという。フランス語ではChine、ドイツ語・スペイン語ではChina、イタリア語ではCinaとなる。いずれも「支那」のことである。
 一八九九年「義和団の乱」(北清事変)が勃発し、翌年には北京まで波及した。ロシアは日本を含む諸外国と共に支那に兵を送り込んだ。そして「乱」が満洲にまで及ぶと、さらに全満洲を占領してしまった。日露戦争が間近な時期には、清朝の官吏が満洲に入るのにロシアの役人の許可が必要だった。当時満洲はロシア領だったのだ。
 ところが日本が日露戦争に勝利し、アメリカ東部の港湾都市ポーツマスで講和協約を締結した。この条約で、日本は満洲に関する権益を獲得したのだ。満洲は公明正大に日本の権益であった。そしてその後、その満洲に有する日本の権益に、まるで自国の領土であるかのように、支那が口を挟んでくる事態となった。」

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全て国際条約に基づいて日本は行動した。盗人猛々しい中国。
posted by Fukutake at 08:12| 日記

心は量子活動か

「心は量子で語れるか」−21世紀物理の進むべき道をさぐる −
ロジャー・ペンローズ 著 中村和幸 訳 ブルーバックス 講談社 1999年
パラドックスを生む二つの実験 p209〜

 「まず自由意志を考察しよう。リベットとフーバーの実験では、被験者は完全に自分の意志によってボタンを押すよう要求されており、脳内の電気的活動を検出するために、被験者の頭には電極が取り付けられている。実験は何回も繰り返し行われ、結果は平均化されている。
 その結果によると、被験者が実際に決断を下したと思った時刻の約一秒前に、脳内の電気的活動がかなり明確に示されている。したがって自由意志は一秒というオーダーの、ある種の時間の遅れを伴うようである。
 もっと注目に値するのは、受動的意識の実験で、これを実行するのはさらに難しい。それが示していると思えることは、人が受動的に何かに気づく前に、脳内で約0.五秒の活動を要するということである。
 この実験では、刺激が実際に起こってから約0.五秒後まで、皮膚への刺激という意識の経験を遮断してしまう手続きが存在するのだ! この手続きが有効でない場合、皮膚への刺激が実際にあった時刻に、被験者はそれを体験した、と感じるだろう。しかし、実際に刺激があった時刻の0.五秒後まで、その経験を遮断することができたのである。
 これは非常に頭を悩ませる実験であり、特に二つの実験を一緒に考えた場合には、まさに悩みは深い。この二つの実験によると、自覚した意志が現れるのに約一秒を要し、自覚した感覚が生じるのに0.五秒を必要とする。もし、意識とは何かを行うものだと仮定すれば、ほとんどこれはパラドックスである。
 ある出来事を意識するまでに0.五秒を要する。それから、その出来事について何かを行うために意識を働かすとしよう。その何かを自由意志が行うために、もう一秒が必要になる。すなわち全部で約一.五秒が必要である。したがって、自覚的に意図した応答を要求された場合、答えを発するまでに約一.五秒が必要とされる。
 これはかなり信じがたいことである。たとえば通常の会話を考えてみよう。相当量の会話が反射的で無意識であるかもしれないが、“意識的”な応答を行うのに一.五秒もかかるということは、私には非常に奇妙に思われる。…」

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人間に自由意志はあるか?

posted by Fukutake at 08:10| 日記